Oct 11, 2008

本の内容

『実例で見る日米コミユ二ケーシヨンギヤプ』  西田ひろ子著 1989年出版  大修館書店 PP6ー 13従来の日本人研究とは日本人の一般的特質を論じるものだった。それに対し異文化間コミユ二ケーシヨンでは、日本人と外国人が実際にコミユ二ケートする際の問題点を解明していこうとするものである。例えば、どのような状況下でギヤップが起こりやすいか、また、日本人の行動様式の中でどのような行動がアメリカ人に誤解されやすいか、このようなギヤップを起こさないようにするためにはどのような訓練が必要かということである。「自国のコミュニケーション、ルールが表現、行動を決める」たとえ英語で外国人とコミュニケーションするときでも、頭の仲には自国のコミュニケーションルールしかないためそのルールに基づいて英語表現や行動を決定してしまう。英語が話せてもコミュニケーションギャップがおこるのはこのためである。「言語、表情、地位、場所などすべてがコミュニケーションに影響を及ぼす」話し方、話す内容、顔の表情、話す場所、相手との間の社会的地位の相違といったすべてのものが話の流れに影響を与え、同時に全体のコミュニケーションの流れによって相手も自分も影響される。つまり、異文化コミュニケーションにおいて必要な知識とは、一つ一つの行動様式に関する知識ではなく、コミュニケーションの流れの中でコミュニケーションルールに基づいた言語表現や行動様式がどのような役割を果たすのかといったことに対する知識なのである。

2 comments:

  1. 頑張ってますね!
    具体例はまだ出てきませんかね?

    ReplyDelete
  2. 今までまとめたところをもう一度読み直して具体例があればまとめて投稿します。

    ReplyDelete