Mar 1, 2007

2006年度卒論について (2007.1提出)

E.M.さん

「卒論経験を通して」

今回の卒業論文の作成を通して、私は、「日本語の面において」、「参考文献・引用文献について」そして「文の組み立て方について」の三つが大変だったと感じた。そこで以下では、一つずつ詳しく見ていきたいと思う。

1. 日本語の面において

主 語と、動詞の主体が合わないことがあり、誰の動作なのかが曖昧になることが、何箇所かあった。また、助詞の使い方が不適切で、文の内容が理解しにくいとこ ろもあった。口語では、少々文が成立していなくても、相手には通じることが多いが、文語となると、きちんとした文章にしなければならず、苦労した。また、 同じ動作でも、違う動詞を使うことも苦労した。論文を書く上で、『述べる』など、多数使う動詞を他の言葉に直す時に、自分の少ないボキャブラリーでは、な かなか苦戦した。

2. 参考文献・引用文献について

使えそうな文献を見つけたが、どの部分を引用したら良いのか迷った。作者は、同じようなことを繰り返し述べているために、どの箇所が一番分かりやすく述べてあるのかを探すことに苦労した。
また、引用する部分が多すぎてしまい、引用部分を参考にし、自分の文章の中に入れこむ作業に苦労した。この場合、自分の文章であるため、作者の文章をそのまま使うことは出来ず、自分の意見に合わせていくことが難しかった。

3. 文の組み立て方について

文の順番を考えることが難しかった。文にはそれぞれ、例を挙げたり、問題を提起したり、まとめたりする役目があるため、文の構成がとても難しかった。文章の順番によっては、内容が飛び飛びになってしまい、理解し難い内容になってしまうこともあった。
また、次の文につながるような、言わば紹介文を入れなければならず、その文を考えるのに苦労した。私はただ、淡々と文章を並べており、つなぎの文を入れることに慣れていなかったので、難しかった。

以上で見てきたように、普段使わない言葉や言い回しを使うために、たくさんの工夫や下準備が必要であった。しかし私は、この卒業論文の作成経験を通して、これから社会で使うような方法や、材料を学べたと思う。この経験を生かしていきたいと思う。

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